デンティストKの馬耳東風

2009年09月

劉備、関羽、張飛とくれば次は諸葛亮孔明。伏龍、臥龍ともよばれる超人的天才。

身長八尺(約185cm),頭には綸巾を戴き、身には鶴氅(かくしょう)を着、手には白羽扇を持ち、戦場では四輪車に乗り、鬼神や天候をもあやつり、天文をもって人の生き死にを知ることができるというスーパーマン。

ところでこの鶴氅って、「つるのはねごろも」とも言われるようで、ってことはあの「鶴の恩返し」で、つるが自分の羽でおるあの織物ですかねー。いやいや、なんか発見したような気分です。

とにかく戦場には似合わない派手な格好をしながら、その働きや八面六臂、呉の周瑜や魏の司馬仲達も孔明の引き立て役でしかない。

しかしどうやら一短所は、そんな格好しておきながら、カタブツすぎたところのようですなー。潔癖すぎたのねー。彼は「泣いて馬謖を斬」ったが、斬るのはどーかなー。凡人も安心させて欲しいよねー。

パーフェクトマンの孔明にも面白いのが「孔明の嫁選び」といわれるやつで、孔明の奥さん黄夫人は不器量で「嫁選びは孔明を真似るな」ということらしい。でも孔明は愛妻家だったようですなー。本人がよければそれでいいですよねー。余計なお世話です。

でも、周瑜の妻小喬は超美人でレッドクリフでは曹操がでれでれでしたなー。よかよか。


おそらく「キモかっこいい」と思われる劉備元徳と義兄弟の契りを交わしたのが関羽と張飛。

関羽は身長九尺(約208cm)、二尺(約46cm)の髭を持ち、顔は熟れた棗のように赤く、重さ82斤(約49kg)の青龍園偃月刀を使う、これまた飛びぬけて「派手かっこいい」大男ですなー。

張飛は身長八尺(約184cm),豹のような頭にまん丸な巨眼、えらの張った顎に虎髭を逆立てている。声は巨雷のようで、勢いは奔馬のようで、一丈八尺(約4.4m)の蛇矛を使うという、これまた飛びぬけて近寄るも恐ろしい怪物ですなー。

この三人が中国大陸を派手に暴れ周り、苦難の末に蜀漢を興しながらも滅びゆくという、なんという広大な浪漫と泣かせるヒーローものなのでしょう。

 今年から注目されたこの貴重なシルバーウィークは諸事情により怠慢にもほとんど家で過ごしてます。若干余裕で時間があるというのは、ある意味うれしいような、ちょっと寂しいような。

 昨年北方謙三「水滸伝」を読んでから歴史小説に興味を持ち、今度は正統派からと思い吉川英治の「三国志」に挑んでます。大変面白いのですが、読めない漢字はとばして読んでいるので、どれくらい理解できているのか我ながら分かりません。難しい漢字が多いんですよねー。

 主人公の劉備玄徳は、身長七尺五寸(約173cm)、腕は直立したまま膝の下まで届くほど長く、耳は肩まで垂れて鏡なしで自分の耳を見ることができたと言われていますが、これがなかなか想像しにくい。数百年人気を博してきた「三国志演義」の英雄はちょっと変わった風貌のお方なんですねー。

 しかも乗馬や闘犬、音楽を好み、見栄えがある服装で身を包み男伊達を気取り豪侠と好んで交わりを結んでいた(Wikipedia)ようで、おしゃれでもあったようですな。

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