デンティストKの馬耳東風

今日の仕事は垣根の剪定。
しばらくぶりで物置を見たら鋏が錆びてて、
まずは鋏を買ってきました。




こんなに剪定しました。







ちょっとやりすぎたかな?
また伸びるよね。
トンボも秋色ですなー。

天地人の出どころは孫子じゃないかって思われるのですが、その他にもついこの前大河ドラマでやった
「風林火山」も孫子の兵法のようですね。

「彼(敵)を知り、己を知れば百戦あやうからず」も孫子のようです。

「百戦百勝は善の善なるものにあらず」「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり」なーんて、いいこと言ってますなー。

なんか「戦わずして勝つ」って言うのは、「上医は未病を治す」とちょっと似てますよね。
やはり予防が大事ですなー。地味で見えないところですけどねー。

前々回、「孫子」の編者は曹操かと思われると書きましたが、ちょっと違うようでした。

北方謙三「三国志の英傑たち」によれば、「魏武帝註孫子」つまり魏武帝(曹操)が注釈をつけたものを著したようです。

それにしても「十万余字にのぼる兵法の書物を書」いた曹操はスゲー。
日本の武将にもきっと大きな影響を与えているに違いないですなー。

吉川英治「三国志」には「曹丞相がご自身、軍務の余暇に筆を取られ」て著した〈孟徳新書〉とされています。

それを見た蜀の張松は「わが蜀の国では、これくらいな内容は、三尺の童子でも知り、寺子屋でも読んでいおる。」と哄笑したようで、スッゲー罵り合いをやるもんですなー。

昨日は月一の勉強会。
診療のヒントがたくさんあって勉強になりました。
その後はいつものようにちょっと一杯。
今回は屋台村に行ってみました。
もう寒くなっておでんが良いですなー。

大河ドラマで人気を博している「天地人」ですが、三国志の中にも出てきます。

「吉川三国志」では、曹操が悪逆非道の暴政を行う董卓を打つ義勇軍を募るために檄を飛ばすのですが、その部分に「覇業を成すものは、常に三つのものに恵まれているという。天の時と、地の利と、人である。」とあります。曹操はまさにのっていたのでしょうなー、たいした大軍が編成されます。

しかし董卓は悪いやつで、旗色が悪くなると都である洛陽を焼き払い長安に遷都。財宝から住民まで強制移動するなんてローマの暴君にも匹敵しますなー。絶大な権力って良くないねー。

義勇軍は義勇軍で内輪もめなどもあり、曹操はすぐさま追撃をかけたが逆に大敗してしまい、曹操自身かろうじて九死に一生得ることになる。


ところで「天地人」は孟子が「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。」と言っているようなのでこっちの方が元ですかね。

上杉謙信は「天の時、地の利に叶い、人の和とも整いたる・・・・ この三事整うにおいては、弓矢も起こるべからず、敵対する者もなし。」と言っているようです。

「孫子」にも記載があるようなので広辞苑を引いてみたところ、エエー!!!「(前略)実は三国の魏の曹操の編と思われる。」とあるではありませんか。知りませんでした。意外や意外。曹操って偉いのねー。

謙信はむしろ「孫子」に精通していたのではないかしら。とすると謙信の言葉も元をたどれば「孫子」そして魏の曹操に行き着くのかも知れませんなー。いやよかよか。

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